第2回 モチベーションとリスク管理

モチベーションの低下がもたらす問題

適度な緊張はモチベーションの向上だけでなく、集中力や注意力の向上にも繋がり、企業パフォーマンスを向上させます。しかし、過度な緊張は、バーンアウトを招き、集中力や注意力の低下からミスが目立つようになり、そのことがモチベーションの低下も惹起することで、オペレーショナル・リスクや人材リスクを顕在化させます。

(参考)ヤーキーズ・ドットソンの法則:適度な緊張状態(ストレス)は生産性を向上させるが、過度な緊張状態(ストレス)はマインドヘルスを悪化させ、生産性を低下させます。

想定されるリスクの内容

オペレーショナル・リスク

事故、事務ミス、意図しない不正等が想定されます。事故は直接的な損失だけでなく、レピュテーションの毀損に繋がり、企業・組織の業績に大きな影響を与えます。事務ミスは、サービス品質や生産性の低下に繋がります。また、オペレーショナル・リスクは、働く人の安全を損ねる可能性があります。

人材リスク

離職・休職(absenteeism)、パフォーマンス低下(presenteeism)が想定されます。退職・休職は、サービス品質の低下、収益機会の逸失(機会損失)、人材関連コストの増加(求人等)に繋がります。パフォーマンス低下は、生産性の低下だけでなく、オペレーショナル・リスクにも繋がります。

(参考)ハインリッヒの法則では、「1件の重大事故の裏には、29件の軽微なアクシデントがあり、その裏には更に300件のヒヤリハットがある」とされています。つまり、重大事故を回避するためには、如何にヒヤリハットの件数を減らすのかが鍵となります。

モチベーションをケアすることはリスク管理である

モチベーションの低下はオペレーショナル・リスクや人材リスクを引き起こし、企業・組織の生産性を阻害する原因となります。従って、働く人のモチベーションを改善することは、リスク管理における重要なタスクの一つとなります。

可視化でリスクの火種を明らかにする

従来、オペレーショナル・リスクや人材リスクの要因となるモチベーションを可視化することは容易ではありませんでした。しかし、Motivelを利用することで、簡単かつ短時間で可視化することが可能となり、どこにリスクの火種があるのかをタイムリーに把握でき、フォワードルッキングに対策を打つことが可能となります。また、Motivelは声だけで可視化を実現するため、自記式アンケートのような回答バイアスの問題が生じません。

(参考)回等バイアスとは、回答者が意識又は無意識に状況や状態の過大(過小)評価を行ってしまい、真の回答が得られない問題を意味します。

積極的なリスク管理はメリットが大きい

積極的なモチベーションのケアを行うことで、オペレーショナル・リスクや人材リスクの発生を、フォワードルッキングに抑制することが可能となります。つまり、未然に対処することが可能となるため、リスク対応コストの削減、営業機会逸失の回避、従業員満足度・顧客満足度の向上、コンプライアンス意識の向上が大いに期待できます。逆に、リスクを放置することは、リスク顕在化時に手遅れとなることが多く、リスク沈静化に向けたコストが激増する要因となります。

(参考)犯罪学では、「割れた窓を放置しておくと、他の窓も割られてしまう」という理論があります(割れ窓理論)。軽微なインシデントに対して誰も気に止めなくなると、職場モラルの低下につながり、やがて深刻なインシデントを誘発する虞があります。

会社概要

商号:リスク計測テクノロジーズ株式会社
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本件に対するお問い合わせ先

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