リスク計測テクノロジーズ株式会社(本社:横浜市中区 代表取締役:岡崎貫治)は、声だけ5秒でモチベーションを可視化するMotivelを、4月22日、リリースしました。
開発の背景
当社はデータを活用したリスク管理で豊富な知見と実績を有しており、信用リスクを始めとした、リスク事象の発生を確率的に予測する数理モデルを提供してきました。しかし、人に関するオペレーショナル・リスクは、リスク要因の見える化が難しく、データに基づいた予兆管理の難しさを長年に亘り感じていました。
こうした中、近年の技術革新を背景に、今まで馴染みのなかったヘルスケア×リスク管理の領域で有機的な結合が可能となり、革新的なプロダクトの開発に道が開けました。当社は、発話音声を活用するボイステックで、オペレーショナル・リスク管理のアップデートを加速させます。
目指すゴール
ゴール(1):リスク事象の予兆管理
モチベーションを可視化してリスク事象の発生可能性を確率的に予測し、未然の防止やリスクベースの効率的な管理体制を実現します。今次リリースしたMotivelでは、「活動意欲、集中力・注意力」の低下を予測し、「ヒヤリハット」の発生可能性を出力します。今後は、予測対象とするリスク事象の種類を増やし、特に現場に即したリスク事象を直接的に予測できるように、更に開発を進めます。
ゴール(2):計測機器としての活用
Motivelの利点は、「早い、簡単、どなたでも」であり、言葉にできない非自覚的な状態を、高頻度に可視化することができます。こうした利点を活かして、人に対するサービスの効果(介入効果)を、高頻度に計測する機器として活用することを目指します。即時に分かる計測結果とリアルタイムでの情報共有を基礎に、サービス改善を加速するPDCAをサポートできるよう、更に開発を進めます。
開発支援者様への御礼
Motivelの開発では、実証実験に参加頂いた皆様を始めとして、非常に多くの方にご支援並びにご助言を頂きました。改めて御礼申し上げます。 Motivelの開発では、横浜市が産官学金で取り組むLIP. 横浜を通じて、実証実験を実施しました。実証実験の詳しい内容は、当社サイトをご覧ください。
今次のMotivelリリースでは、横浜市より記者発表を行っています。記者発表の内容は、以下のサイトをご覧ください。
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/keizai/2021/202104221000.html
(参考)横浜ライフイノベーションプラットフォーム[LIP.横浜]